【Blender】メタボールの使い方と設定方法(2/2)

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderの「メタボール」オブジェクトの使い方・設定方法などについてのメモ。

前記事【Blender】メタボールとは?①

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使い方

メタボールとは?

基本的な使い方は、”メタボール同士をくっ付けるだけ”です。

これだけで、引力・斥力が働いて勝手に変形されます。

メタボールの移動は、メッシュオブジェクトなどと同じくGキーで行えます。
参考【Blender】キーボードでオブジェクトを移動・回転・拡大・縮小する方法

設定

メタボールを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ→[データ]タブを開くと、メタボールの詳細な設定を行えます。

メタボール(解像度、設定値)

メタボール_プロパティ

  • ビュー:
    • この数値を下げると、3Dビュー上でのメタボールの解像度が上がる(最小:0.05)
      ビュー:
  • レンダー:
    • この数値を下げると、レンダリング時のメタボールの解像度が上がる(最小:0.025)
  • しきい値:
    • 数値低いほど、離れた位置でもメタボールが変形されるようになる
    • 数値高いほど、近くに置かないとメタボールが変形されなくなる
      (しきい値の範囲は、[オブジェクトモード]で言う所のメタボールの衛星上にある円です)
      しきい値:
  • 更新:
    • 常時,ハーフ,表示なし,更新なしと4種類ありますが、今の時代のパソコンスペックだと「常時」以外にする必要はないみたいです(ソース

アクティブ要素

アクティブ要素

このパネルは、[編集モード]にしないと表示されません
  • タイプ:
    • プリミティブ(原型オブジェクト)を変更できる
    • 選択したプリミティブによって設定できるパラメータが増える
  •  剛性:
    • 数値低いほど、離れた位置でもメタボールが変形されるようになる
    • 数値高いほど、近くに置かないとメタボールが変形されなくなる
      ▼画像で言う所の「緑の円」が剛性のパラメータの大きさを表しています
      screenshot_2701
      ▲この「緑の円」を選択した状態で、Sキーにて直接変更する事も可能
  • 負:
    • メタボール同士が反発しあう(斥力)ようになる
      負(斥力)
      ▲負にしたメタボールは非表示になる
  • 隠す:
    • メタボールを非表示にする
      (影響範囲内にあるメタボールも同様に非表示になる)

?)「剛性」と「しきい値」の違い

似たようなパラメータですが、微妙に違います。

  • しきい値:
    • 変形が開始する距離
  • 剛性:
    • 変形されやすさ

という感じです。

また、設定面でも違いがあります。

  • 剛性 = メタボール毎に設定できる
  • しきい値 = メタボールのグループ毎にしか設定できない

効果的にはどちらも似たような作用なので、どっちを使ってもそんなに変わらないかと思います。

メタボール → メッシュオブジェクトへの変換

メタボールで目的の形の作る事が出来たら、メッシュオブジェクトに変換する事も出来ます。

「オブジェクトモード」で、メタボールを選択した状態で[AltC]→ [カーブ/メタ/サーフェス/テキスト からメッシュ]を選択すると、メッシュオブジェクトに変換出来ます。

メタボール → メッシュオブジェクトへの変換

 

このページの情報は以上です。

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