【Blender】Freestyleで線の設定を変更する方法(5/6)【ストローク・カラー・アルファ・厚さ・ジオメトリ・テクスチャ】

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderの「Freestyle」機能にて

  • 線のストローク
    • 線の連続性
    • 線の種類
  • 線の色
  • 線の透明度
  • 線の厚さ
  • 線のジオメトリ
  • 線のテクスチャ

などを設定する方法についてのメモ。

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線の設定

線の設定は、[プロパティ]ウィンドウ → [レンダーレイヤー]タブ → [Freestyleラインスタイル]パネルより行えます。

screenshot_4971

前記事(Freestyleで実線・破線にする方法(4/6))でも説明していますが、[Freestyleラインセット]パネルと[Freestyleラインスタイル]パネルは、対(つい)になっています。
screenshot_4981

  • [Freestyleラインセット]パネル:
    • どのエッジを描画するかを設定するパネル
  • [Freestyleラインスタイル]パネル:
    • ラインセットに対して、どのような線を描画するかを設定できるパネル

なので、[Freestyleラインセット]パネルに、

  • LineSet
  • LineSet2

という2つのラインセットがある場合、以下のようにそれぞれにラインスタイルを適用する形になります。

  • LineSet(ラインセット)
    • LineStyle(ラインスタイル)
  • LineSet2(ラインセット)
    • LineStyle2(ラインスタイル)

ストローク

「線の連続性」「線の種類」などを設定できる項目です。(線の種類についてはでも解説しています)

ストローク1

  • チェーン:
    • 「エッジの線を1本にまとめるか」という設定
       screenshot_500screenshot_499
      ▲「チェーン」ON▲「チェーン」OFF
      (1本1本のエッジが結合されていない)
    • プレーン:
      • 単純に全てのエッジの線を1本に繋げる設定
    • スケッチ:
      •  全てのエッジを下書き線みたいに何回もなぞるようにして1本に繋げる設定
      • 回数:
        • 何回下書き線を書くか
    • 同一オブジェクト:
      • 同じオブジェクトのエッジのみをチェーンとしてまとめるようにする設定
  • 分割:
    • 最小2D角度:
      • チェーンを分割する「最小2D角度」の設定
      • チェーンを最小2D角度未満の角度のポイントで分割する
    • 2D長さ:
      • チェーンを分割する曲線の「2D長さ」の設定
      • 曲線の2D長さでチェーンを分割する
    • 最大2D角度:
      • チェーンを分割する「最大2D角度」の設定
      • チェーンを最大2D角度以上の角度のポイントで分割する
    • マテリアル境界:
      • チェーンをマテリアルの境界で分割する設定
    • ソート:
      • ストロークを重ねる順序の設定
  • 選択:
    • 最小2D長さ:
      • チェーンを選択する「最小2D長さ」の設定
      • 最小2D長さによるチェーン選択を有効にする
    • チェーン数:
      • チェーンの最初から選択するチェーンの数の設定
    • 最大2D長さ:
      • チェーンを選択する「最大2D長さ」の設定
      • 最大2D長さによるチェーン選択を有効にする
  • 先端:
    • 直線:
      • 線の先端が直線になる
        直線_先端screenshot_496
    • 丸め:
      • 線の先端が円になる
        screenshot_492screenshot_495
    • 正方形:
      • 線の先端が正方形になる
        screenshot_493screenshot_494
  • 破線:

カラー

描画する線の色(カラー)を設定できます。

カラー_黒カラー_赤
▲黒(デフォルト)▲赤

アルファ

描画する線の透明度(アルファ値)を設定できます。

カラー_黒アルファ透過値:0.50
▲アルファ透過値:1.00▲アルファ透過値:0.50

厚さ

線の「厚さ」を設定できます。

screenshot_489screenshot_490
▲「厚さ」:1.00▲「厚さ」:5.00

[プロパティ]ウィンドウ → [レンダー]タブ → [Freestyle]パネル よりから設定できる「線の太さ」と同じパラメータです。

基本的に、モディファイアーと組み合わせて使用します。

詳しくは次記事参照です↓

【Blender】Freestyleのモディファイアーの使い方と種類(6/6)
Blenderの「Freestyle」機能に備わっている「モディファイアー」の使い方などについてのメモ。 「Freestyle」のモディファイアーの使い方 モディファイアーは、ウィンドウ → タブ → パネルよの、 「...

ジオメトリ

線に対して、様々な処理(エフェクト的なもの)をかけることが出来る設定です。

サンプル(モディファイアー)
screenshot_487screenshot_488
▲「バーリンノイズ2D」▲「ポリゴン化」

ジオメトリ専用のモディファイアーを適用することで使用できます。

※詳しくは次記事参照です

【Blender】Freestyleのモディファイアーの使い方と種類(6/6)
Blenderの「Freestyle」機能に備わっている「モディファイアー」の使い方などについてのメモ。 「Freestyle」のモディファイアーの使い方 モディファイアーは、ウィンドウ → タブ → パネルよの、 「...

テクスチャ

線に「テクスチャ」を設定できます。

screenshot_4851
チューリップの画像をテクスチャに設定した例

※[プロパティ]ウィンドウ → [テクスチャー]タブ → [ラインスタイルテクスチャを表示]パネル からでも設定できます。

モディファイアについて

上述した

  • カラー
  • アルファ
  • 厚さ

については、モディファイアーを追加することで、効果に応じた設定に変更することが出来ます。

例えば、「カラー」に「オブジェクトとの距離」モディファイアーを適用すれば、指定したオブジェクトとの距離に応じて色を変化させれたりします。

 

 

 

このページの情報は以上です。

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