記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)
Blenderの「OpenGLレンダリング」機能についてのメモ。
OpenGLレンダリングとは?
▲初期起動画面をOpenGLレンダリング(静止画)した結果 |
OpenGLレンダリングは、3Dビューの映像をそのままレンダリングする事ができる機能です。
通常、Blenderでレンダリングする場合は、カメラからの映像をレンダリングする事になりますが、OpenGLレンダリングでは「カメラの有無」「照明の有無」など関係なしに、3Dビューの映像をレンダリング出来ます。
また、普通のレンダリングと比較して、照明の計算、影の計算などをしなくて良い分、かなり高速にレンダリング出来ます。
「カメラ・照明の設定するのは面倒くさい!最低限、シミュレーション結果とかを動画として確認できるだけで良い!」みたいな場合に使える機能です。
OpenGLレンダリングの方法
3Dビューのヘッダにある「カメラ」と「カチコン」のアイコンより、OpenGLレンダリングを実行できます。
- 左のカメラのアイコン:
- 静止画でOpenGLレンダリング
- 右のカチコンのアイコン:
- 動画でOpenGLレンダリング
▲カチコンのアイコンをクリックして、動画をOpenGLレンダリングしている様子 |
保存場所
普通にレンダリングした場合(F12,Ctrl+F12)と同じく、
[プロパティ]ウィンドウ → [レンダー]タブ → [出力]パネルにて設定したパスにファイルとして出力されます。
▲デフォルト設定だと「C:\tmp」に保存される (参考:画像のレンダリング方法) (参考:動画のレンダリング方法) |
例えば、映像コーデックを「H.264」、ファイルフォーマット(コンテナ)を「MP4」にして出力すれば、以下↓のように、ブログ・ホームページなどに直接貼り付けて、ブラウザ上から再生したりも出来ます。(高画質・低容量)
▲OpenGLレンダリングした動画 (容量:40KB) (参考:剛体とは?【物理演算】) |
このページの情報は以上です。
コメント