【Blender】ランプ(照明)の種類と使い方

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderにおける「ランプ」(照明)の種類とか使い方についてのメモ。

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ランプとは?

screenshot_751

Blenderでは、「被写体」を照らすためにランプ(照明)が必ず必要になってきます。

これが無いと、レンダリングしても画面が真っ暗なままとなります。

ランプの追加方法

3Dビュー上で、ShiftAキー→「ランプ」で追加できます。

screenshot_1481

もしくは、3Dビューヘッダの「追加」→「ランプ」からでも追加できます。

ランプの種類

合計で5種類あります。

それぞれの違いについて簡単に紹介します。

サンプルで説明している

  • 被写体
  • ランプ
  • カメラ
  • 周囲のオブジェクト

については、「部屋の角に水色の立方体が1つあって、その間近くからライトで照らしている」という状況です。↓

ランプ_説明3ランプ_説明
▲静止画▲gif

ポイント

点の光源です。

全方位を均等に照らします。

point1 point4
▲レンダリング結果▲全体のレンダリング結果

また、距離が近づけば近づくほど、被写体は明るく照らされます。

イメージ的には、「部屋の中にある”ただの蛍光灯”」的なイメージです。

サン

サン(太陽)光源。

全方位を均等に照らし、かつ、光量が無限なので、被写体の近くに置いても、遠くにおいても、被写体の明るさは変わりません。

untitledsun4
▲レンダリング結果▲全体のレンダリング結果

イメージ的には、「部屋の中に光量無限の蛍光灯がある」的なイメージです。

このランプについては、「無限遠から照らしだされている」という設定なので、ランプの位置はどこに置いても結果は同じです。

例えば以下の様な場合です。

screenshot_133
▲この場合、「被写体」と「ランプ」の間に遮蔽物は存在しませんが、サンランプでは「無限遠から照らしだされている」という設定なので、レンダリング結果は以下のように、右側の壁のシャドーのせいで真っ暗になります。

つまり、レンダリングしても「右側の壁の影の影響を受ける」ということです。

screenshot_134
▲レンダリングしても、右側の壁の影のせいで真っ黒になる

なので、こういう場合、右側の壁のマテリアル設定から「影」パネル→「影を受信」のチェックを外してやると、右側の壁のからのシャドーが発生しなくなります。
screenshot_136

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▲ただ、「影を受信」のチェックを外したとしても、影を受けなくなっただけでランプの光は当たらないままなので、被写体は真っ黒なままとなります

スポット

文字通り「スポットライト」的なランプです。(一部分だけ照らすランプ)

  • ライトの形状(円 or 正方形)
  • 影の縁のボケ具合の調整

なども行えます。

spot1screenshot_1441
▲レンダリング結果▲全体のレンダリング結果

ヘミ

ヘミランプは、ヘミランプ周囲を”オブジェクトの有無などに関わらず”、均等に照らしだすランプです。

ヘミ1screenshot_1451
▲レンダリング結果▲全体のレンダリング結果

「一定範囲のオブジェクトの”明度”を上げるランプ」と考えると良いかもしれません。

なので、影を作ることはできません。

※このランプについても「サン」ランプと同じで、どこに設置しても光は無限遠にまで届きます。

エリア

面(エリア)光源です。

「ポイントランプの”方向を指定できるバージョン”」的なランプです。

エリア1エリア2
▲レンダリング結果▲全体のレンダリング結果

ランプ形状は正方形と長方形から選択できます。

ランプの形状

形状一覧です。

poinntosun
▲ポイント▲サン
screenshot_1521 hemi
▲スポット▲ヘミ
erea
▲エリア

ランプの操作

例えば

  • 光源の位置を変えたり、
  • 光源の向きを変えたり、
  • 光源の長さ(どの程度まで光を届かせるか)を変えたり、

と言ったランプの操作は、オブジェクトの[移動・拡大縮小・回転]などの操作と同じく、G,R,Sキーで行えます。

  • Gキー:光源の位置を変える
  • Rキー:光源の向きを変える
  • Sキー:光源の長さを変える

と言った感じです。

※「ポイント」ランプの場合は、「光源の向き」「光源の長さ」は変更できません
※ オブジェクトと同じく、マニピュレーターでも操作する事は可能です

 

このページの情報は以上です。

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