【Blender】アーマチュア(ボーン)とは?簡単な使い方(1/3)【骨格を作ってポーズを取る】

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderの「アーマチュアボーン)」機能の使い方などについてのメモ。

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アーマチュア(ボーン)とは?

アーマチュア(ボーン)とは?
▲アーマチュア(ボーンが3つ)を使って長方形平面を曲げている様子

アーマチュアは、オブジェクトに”骨格”を作って、機構学的にオブジェクトを曲げたりできる機能です。

また、アーマチュア(骨格)の1つ1つを形成するオブジェクトのことを「ボーン」と言います。

 

つまり

  • アーマチュア=ボーン1+ボーン2+ボーン3+ボーン4・・

という感じで、「アーマチュア」は複数の「ボーン」によって形成されます。

 

例えば、人間の指をモデリングして、それにアーマチュアを適用したとすると、

  • アーマチュア(右手)=ボーン1(親指)+ボーン2(人差し指)+ボーン3(中指)+ボーン4(薬指)+ボーン(小指)

のような感じになります。

ボーンの名称

ボーン名称1

ボーンの先端の事を「Tip」と呼びます。

ボーンの根本の事を「Root」と呼びます。

※表示形式を変えれば、必ずしもこのボーン↑の形状ではなくなります
エンベロープBボーン
参考【Blender】アーマチュアの設定項目(2/3)

親ボーン

アーマチュアは、複数のボーンによって構成されますが、ボーンの1つ上にあるボーンの事を「親ボーン」と呼びます。

基本的に、親ボーンを移動・回転・拡大縮小すれば、子ボーンも同じように移動・回転・拡大縮小されます。

親ボーン(root)
▲この例で言うと、左にあるボーンが親ボーンとなる
(子ボーンを動かしても親ボーンは動かないが、親ボーンを動かすと子ボーンも動く)

アーマチュア(ボーン)の使い方

  1. アーマチュアで操作する用のオブジェクト(細かく細分化したもの)を作成する
    アーマチュアで操作する用のオブジェクトを作成する

    • ↑は平面オブジェクトを追加して、Sキーで任意の軸方向に拡大縮小 →「ループカット」で細分化したもの
  2. アーマチュア(ボーン)を作成する
    1. [Shift+Aキー] → [アーマチュア] → [ボーン]からボーンを追加する
      [Shift+Aキー] → [アーマチュア] → [ボーン]からボーンを追加する

      1. この時、[プロパティ]ウィンドウ → [データ]タブ → [表示]パネル から[レントゲン]にチェックを入れる(これでボーンを一番手前に表示できるようになる)
        [レントゲン]にチェック
    2. [編集モード]に切り替えて、[ボーン]を選択して、Eキーを押して押し出していく
      Eキーを押して押し出し
  3. [Shift+右クリック]で、[アーマチュアで操作する用のオブジェクト] → [アーマチュア]と選択する
    [Shift+右クリック]で、[アーマチュアで操作する用のオブジェクト] → [アーマチュア]と選択する
  4. [Ctrl+Pキー] → [自動ウェイトで]を選択する
    [Ctrl+Pキー] → [自動ウェイトで]を選択する

これで、[アーマチュアで操作する用のオブジェクト]に対して[アーマチュア]が適用されます。

モードを「ポーズモード」(ポーズモード)に変更して、[ボーン]を回転させれば、[ボーン]の動きに従って、オブジェクトも動きます。

アーマチュア(ボーン)とは?
▲[ポーズモード]で、 [ボーンを選択]→[Rキーで回転] した様子

 

基本的なアーマチュア(ボーン)の使い方は以上です。

 

次記事:(アーマチュア・ボーンの様々な設定項目について)

【Blender】アーマチュアの設定項目(2/3)
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【Blender】ボーンの設定項目(3/3)
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