記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)
Blenderの「アーマチュア(ボーン)」機能の使い方などについてのメモ。
アーマチュア(ボーン)とは?
▲アーマチュア(ボーンが3つ)を使って長方形平面を曲げている様子 |
アーマチュアは、オブジェクトに”骨格”を作って、機構学的にオブジェクトを曲げたりできる機能です。
また、アーマチュア(骨格)の1つ1つを形成するオブジェクトのことを「ボーン」と言います。
つまり
- アーマチュア=ボーン1+ボーン2+ボーン3+ボーン4・・
という感じで、「アーマチュア」は複数の「ボーン」によって形成されます。
例えば、人間の指をモデリングして、それにアーマチュアを適用したとすると、
- アーマチュア(右手)=ボーン1(親指)+ボーン2(人差し指)+ボーン3(中指)+ボーン4(薬指)+ボーン(小指)
のような感じになります。
ボーンの名称
ボーンの先端の事を「Tip」と呼びます。
ボーンの根本の事を「Root」と呼びます。
親ボーン
アーマチュアは、複数のボーンによって構成されますが、ボーンの1つ上にあるボーンの事を「親ボーン」と呼びます。
基本的に、親ボーンを移動・回転・拡大縮小すれば、子ボーンも同じように移動・回転・拡大縮小されます。
▲この例で言うと、左にあるボーンが親ボーンとなる (子ボーンを動かしても親ボーンは動かないが、親ボーンを動かすと子ボーンも動く) |
アーマチュア(ボーン)の使い方
- アーマチュアで操作する用のオブジェクト(細かく細分化したもの)を作成する
- ↑は平面オブジェクトを追加して、Sキーで任意の軸方向に拡大縮小 →「ループカット」で細分化したもの
- アーマチュア(ボーン)を作成する
- [Shift+右クリック]で、[アーマチュアで操作する用のオブジェクト] → [アーマチュア]と選択する
- [Ctrl+Pキー] → [自動ウェイトで]を選択する
これで、[アーマチュアで操作する用のオブジェクト]に対して[アーマチュア]が適用されます。
モードを「ポーズモード」()に変更して、[ボーン]を回転させれば、[ボーン]の動きに従って、オブジェクトも動きます。
▲[ポーズモード]で、 [ボーンを選択]→[Rキーで回転] した様子 |
基本的なアーマチュア(ボーン)の使い方は以上です。
次記事:(アーマチュア・ボーンの様々な設定項目について)
【Blender】アーマチュアの設定項目(2/3)
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