【Blender】自由落下する剛体をシュミレーションする(1/5)

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderの物理演算機能の1つである「剛体」を使って、「自由落下する物体」のシミュレーション方法についてのメモ。

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剛体とは?

剛体は、外力によって変形しない物体のことを指します。

例えば「立方体」メッシュに”剛体”を適用すれば、「立方体」は「立方体」以外の形状へ変形することはありません。

自由落下の作り方

このページでは、以下ような剛体のシミュレーション↓の作り方ついて紹介します。

最初から立方体を回転さ
▲立方体(剛体)が自由落下し、平面(剛体)にぶつかり停止する

立方体を追加→剛体を適用する

  1. [立方体]を追加する(Shift+Aキー → メッシュ → 立方体)
    • ※最初から用意されている立方体を使用しても良い
  2. [プロパティ]ウィンドウ → [物理演算]タブ から「剛体」を選択する
    [プロパティ]ウィンドウ → [物理演算]タブ から「剛体」を選択する1

これで、アニメーション再生(Alt+Aキー)すると、重力に従って立方体が落下するようになります。

立方体に剛体を追加する

平面を追加→剛体を適用する

  1. [平面]を追加する(Shift+Aキー → メッシュ → 平面)
    • Sキーで拡大し、G→Zキーで移動する
      Sキーで拡大し、G→Zキーで移動する
  2. [平面]を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ → [物理演算]タブ から「剛体」を選択する
    [プロパティ]ウィンドウ → [物理演算]タブ から「剛体」を選択する1
  3. [剛体]パネルの中の「タイプ:」を「パッシブ」に変更する
    「タイプ:」を「パッシブ」に変更する1

    • 「パッシブ」は「その場に固定する」という意味

これで、アニメーション再生(Alt+Aキー)すると、重力に従って立方体が落下し、落下した立方体が、平面にぶつかって停止するようなシミュレーションを作れます。

重力に従って立方体が落下し、落下した立方体が、平面にぶつかって止まるようなシミュレーション
▲立方体が落下し、平面にぶつかって停止する

 

また、最初から立方体を回転させておけば、落ちた時にリアルな動きになったりもします。

最初から立方体を回転さ
▲立方体を、X,Y,Z方向にそれぞれ45°回転させた状態で、自由落下させた様子

 

複数のオブジェクトを衝突させたりも出来ます。

立方体_球_衝突
▲転がってきたUV球と、自由落下している立方体を衝突させた様子
(このgifのUV球のような動きをさせるには、アニメーションとシミュレーションを併用する必要があります。
※詳しく次の記事(剛体をアニメーション+シミュレーションで動かす方法)参照です)

 

 

このページの情報は以上です。

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