【Blender】オブジェクトの中心位置【ピボットポイント】

記事執筆時のBlenderバージョン：2.77a（2016年当時のバージョン）

Blenderにおける「ピボットポイント」の機能について簡単に紹介。

ピボットポイントとは？

ピボットポイントは、編集する際の”中心位置”のことです。

デフォルト状態では、オブジェクトの中心が”中心位置”と設定されています。

この”中心位置”を変更する事で、加工の結果が大きく変わってきます。

3Dビューのヘッダにある、このボタン（）から変更できます。

Blenderでは、合計5種類のピボットポイントが用意されています。

ここでは、各ピボットポイントの機能・意味を説明するために

「任意の2つのオブジェクトを回転させた時の挙動の違い」について、gifアニメーションで示したいと思います。

「最後に選択したオブジェクト」がピボットポイントになります。

最後に選択したオブジェクトは、黄色枠で表示されます。（最後以外のオブジェクトはオレンジ色で表示される）

▲この場合、右のオブジェクトが「最後に選択したオブジェクト」となる。
なので、右のオブジェクトを中心にして回転している。

「選択した全てのオブジェクトの中心（中点）」がピボットポイントになります。

▲この場合、2つのオブジェクトの間がピボットポイントとなる。

「それぞれのオブジェクトの原点」がピボットポイントになります。

▲この場合、2つのオブジェクトのそれぞれの中心を軸にして回転する。

3Dカーソル（）が、ピボットポイントになります。（3Dカーソルは、任意の場所を左クリックで移動できる）

▲この場合、右にある3Dカーソルを中心にして、2つのオブジェクトが回転する

「それぞれのオブジェクトの”バウンディングボックス”の中心」がピボットポイントになります。

▲この2つは、立方体を正面から見たものなので、”バウンディングボックス”の中心は2つのオブジェクトの中心となる

”バウンディングボックス”というのは、「オブジェクトの各軸方向の最小長さ」を直方体で表したものです。

簡単に言うと、「そのオブジェクトをすっぽり収納する為に必要な箱」という意味です。

▲例えばこのように、モンキーオブジェクトのバウンディングボックスを表示すると、モンキーオブジェクトがすっぽり収納できる大きさの箱になります。

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