【Blender】キーボードでオブジェクトを移動・回転・拡大・縮小する方法(1/2)

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderにて「任意のオブジェクト」をキーボード

  • 移動
  • 回転
  • 拡大・縮小

する方法についてメモ書き。

スポンサーリンク

最初に)「オブジェクトモード」にする必要あり

移動や回転をするには、Blenderの”モード”を「オブジェクトモード」にしないといけません。

screenshot_8791

TABキーを押すことで

  • オブジェクトモード
  • 編集モード

を切り替えれます。(これは絶対に覚えるべき)

キーボードで任意に指定

これがBlenderの操作の”基本中の基本”と言ってもいいです。

これを覚えないと話にならないレベルなので、絶対に覚える必要があります。

移動

オブジェクトを選択した状態で、Gキーを押すと移動できる。

idou-g
Gキー

回転

オブジェクトを選択した状態で、Rキーを押すと、原点を中心にして視点中心で回転できる。

kaitenn-e
Rキー

 

更に、もう一度Rキーを押すと、360°自由自在に回転できるようになる。

kaitenn-e-e
RRキー

拡大・縮小

オブジェクトを選択した状態で、Sキーを押すと拡大・縮小できる。

kakudai-syukusyou-s
Sキー

軸を指定する方法

①1軸のみ

先ほどの方法だと軸を指定する事ができません。

例えば、「X軸方向だけ移動したい。Y軸、Z軸には移動したくない。」という場合。

そういう場合は、例えば、Gキーを押した後にXキーを押すと”X軸方向にだけ移動”させる事ができます。

idou-x
GXキー

 

同じように、Rキーを押した後にYキーを押すと”Y軸方向にだけ回転”させる事ができる。

kaitenn-y
RYキー

 

同じように、Sキーを押した後にZキーを押すと”Z軸方向にだけ拡大”させる事ができる。

kakudai-z
SZキー

こんな具合に、何かの後に、X,Y,Zキーを押すことで、その軸方向に対して変更を掛ける事ができる

②2軸のみ

例えば、「X,Y軸へだけ移動させたい!Z軸へは移動したくない!」という場合、

GShiftZキーという風に押すと、X,Y軸方向にだけ移動させる事ができる。

G→SHIFT+Zキーという風に押すと、X,Y軸方向にだけ移動
GShiftZキー

※回転・拡大縮小についても同様

微調整する方法

基本的にどの操作にも共通して言える事だけど、SHIFTキーを押しっぱなしにして、移動・回転・拡大・縮小する事で、小数点単位で調整する事ができるようになる。

SHIFT_bityousei
GXShift

グリッド単位で調整する方法

これについても、基本的にどの操作にも共通して言える事だけど、Ctrlキーを押しっぱなしにして、移動・回転・拡大・縮小する事で、グリッド単位で調整する事ができるようになる。

ctrl-guriddo
GXCtrl

数値で指定する方法

①G,R,Sキーの後に数値を入力

G,R,Sキーを押した後に、数値を入力すると、その数値を指定して変化させる事ができる。

例えば、「RY4 5Enter」という風にキー入力すると、Y軸を基準に45度回転させる事ができる。

R→Y→45という風にキー入力すると、Y軸を基準に90度回転

例えば、「G3TAB3TAB3Enter」という風にキー入力すると、X,Y,Z軸にそれぞれ「3」ずつ移動させる事ができる。

「G→5→TAB→5→TAB→5→Enter」という風にキー入力すると、X,Y,Z軸にそれぞれ「5」ずつ移動

例えば、「S2TAB4TAB0 . 5Enter」という風にキー入力すると、

  • X軸方向に2倍
  • Y軸方向に4倍
  • Z軸方向に0.5倍

という風に拡大・縮小させる事ができる。

「S→2→TAB→4→TAB→0.5→Enter」

このように、G,R,Sキーの後に数値を入力する事で、数値で正確に変化させる事が可能。

②トランスフォームパネルを使用する方法

Nキーを押すと、「数値」シェルフを表示できる。

このシェルフの「トランスフォーム」パネルには、現在選択中のオブジェクトの、

  • 位置情報
  • 回転情報
  • 拡大・縮小情報
  • 寸法情報

などが数値で記されている。

ここの数値を直接、入力・変更してやることでも、移動、回転、拡大・縮小は可能。

screenshot_061
▲例えば「位置:」のX,Y,Zを変更すれば、オブジェクトの位置を移動できる。

リセットする(元に戻す)

例えば、

  • 「回転したけど元の状態(回転していない状態)に戻したい!」
  • 「移動したけど元の状態(原点)に戻したい!」
  • 「拡大したけど元の状態(拡大率100)に戻したい!」

という場合は、

  • AltG(位置をリセットする)
    Alt+G(位置をリセットする)
  • AltR(回転角をリセットする)
    Alt+R(回転角をリセットする)
  • AltS(拡大率をリセットする)
    Alt+S(拡大率をリセットする)

という風に、Altキーと組み合わせれば、それぞれリセット出来る。

関連ページ(マニピュレーター)

同じように「マニピュレーター」という機能を使えば、マウスで移動・回転・拡大・縮小することが出来る。

詳しくは以下ページ参照。

【Blender】マウスでオブジェクトを移動・回転・拡大・縮小する方法(2/2)【マニピュレーター】
Blenderにて「任意のオブジェクト」をマウスで 移動 回転 拡大・縮小 する方法についてメモ。(マニュピュレーターを使った方法) 最初に)「オブジェクトモード」にする必要あり 移動や回転をするには...

 

 

このページは以上です。

コメント

  1. 中山 増治 より:

    非常に役立ちました。

    有難う御座います。

タイトルとURLをコピーしました