記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)
Blenderの物理演算機能の1つである「剛体」を使って、「自由落下する物体」のシミュレーション方法についてのメモ。
剛体とは?
剛体は、外力によって変形しない物体のことを指します。
例えば「立方体」メッシュに”剛体”を適用すれば、「立方体」は「立方体」以外の形状へ変形することはありません。
自由落下の作り方
このページでは、以下ような剛体のシミュレーション↓の作り方ついて紹介します。
▲立方体(剛体)が自由落下し、平面(剛体)にぶつかり停止する |
立方体を追加→剛体を適用する
これで、アニメーション再生(Alt+Aキー)すると、重力に従って立方体が落下するようになります。
平面を追加→剛体を適用する
- [平面]を追加する(Shift+Aキー → メッシュ → 平面)
- [平面]を選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ → [物理演算]タブ から「剛体」を選択する
- [剛体]パネルの中の「タイプ:」を「パッシブ」に変更する
- 「パッシブ」は「その場に固定する」という意味
これで、アニメーション再生(Alt+Aキー)すると、重力に従って立方体が落下し、落下した立方体が、平面にぶつかって停止するようなシミュレーションを作れます。
▲立方体が落下し、平面にぶつかって停止する |
また、最初から立方体を回転させておけば、落ちた時にリアルな動きになったりもします。
▲立方体を、X,Y,Z方向にそれぞれ45°回転させた状態で、自由落下させた様子 |
複数のオブジェクトを衝突させたりも出来ます。
▲転がってきたUV球と、自由落下している立方体を衝突させた様子 (このgifのUV球のような動きをさせるには、アニメーションとシミュレーションを併用する必要があります。 ※詳しく次の記事(剛体をアニメーション+シミュレーションで動かす方法)参照です) |
このページの情報は以上です。
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