【Blender】メタボールとは?(1/2)【引力・斥力で変形】

記事執筆時のBlenderバージョン:2.77a(2016年当時のバージョン)

Blenderの「メタボール」オブジェクトについてのメモ。

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メタボールとは?

メタボールとは?
▲メタボール同士を近づけた様子(引力)

メタボールは、メタボール同士をスライム状に結合・分離させたりできるオブジェクトです。

メタボール同士を近くに移動させる事で、自然と引力・斥力が働き、勝手に変形されます。

メッシュを地道に変形したりしてモデリングする方法だと3時間くらい掛かってしまうようなモデルが、メタボールを使用すると1分くらいで作れたりします。
(発想次第でかなり使えるオブジェクトです)

メタボールの追加方法

3Dビュー上で「オブジェクモード」にした状態で、[ShiftAキー]→[メタボール]から追加できます。

screenshot_2611

メタボールの種類

追加できるメタボールのプリミティブとしては

ボールボール_メタボール
カプセルカプセル_メタボール
平面平面_メタボール
楕円体 楕円体_メタボール
立方体 立方体_メタボール

の5種類が用意されています。

screenshot_260

メタボールの親子関係

メタボールには親子関係があります。

「オブジェクトモード」で、メタボールを[右クリック]で選択した時に、メタボールの形状表面ではなく、それの周囲の円がアクティブになるメタボールが”親”です。

それ以外は”子”となります。

screenshot_2691
▲周囲の円がアクティブになるのが”親”

子の選択

”子”のメタボールを選択する場合には、”子”の周囲の円を右クリックする事で選択できます。

子の選択

  • 「子のメタボールだけ移動させたい!」
  • 「子のメタボールだけ拡大したい!」

という風な場合には、子だけを選択する必要があります。

メタボールのグループ関係

メタボールにはグループ関係があります。

引力・斥力が働くのは同じグループのメタボールのみで、他のグループのメタボールは互いに影響しあいません。

アウトライナーでのグループの見方

[アウトライナー]ウィンドウで言うと、同じ接頭辞のメタボールが同じグループです。

例えば

  • Mball
  • Mball.001
  • Mball.002

この場合、「Mball」というのが1つのグループです。

screenshot_2671
▲「Mball」が1つのグループ

異なるグループのメタボールを作りたい場合は、接頭辞だけを変えます。

つまり

  • Mball
  • Mball.001
  • Mball.002
  • Testball
  • Testball.001
  • Testball.002

このようにすると、「Mball」と「Testball」という2つのグループを作る事ができます。

screenshot_26811
▲この場合、「Mball」と「Testball」のメタボールは互いに影響しない

マテリアルはグループに1つ(親限定)

メタボールは、同じグループで1つのマテリアルしか持てません。

また、マテリアルを設定できるのは”親”だけです。

”子”を選択して、”子”にマテリアルを設定する事も出来ますが、レンダリングには影響されません。

メタボールの設定

メタボールを選択した状態で、[プロパティ]ウィンドウ→[データ]タブから、メタボールの設定が行えます。

次記事にまとめています↓

【Blender】メタボールの使い方と設定方法(2/2)
Blenderの「メタボール」オブジェクトの使い方・設定方法などについてのメモ。 前記事:【Blender】メタボールとは?① 使い方 基本的な使い方は、”メタボール同士をくっ付けるだけ”です。 これだけで、...

 

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